• TOPIC

  • 辻村結實子

    歌って、トークして、笑いあり涙あり!?

    春のワンマンコンサート

    東京北参道をお散歩気分で♪

    〈概要〉

    2018.4/7(土)

    開場13:00 開演13:30

    北参道ストロボカフェ

    メインビジュアル:hap.Inc

     

    辻村結實子(つじむらゆみこ)

    自身の作品の多くを作詞、作曲する他、アニメ「はなかっぱ」EDテーマ、「弱虫ペダル」キャラクターソング、アフィリアサーガ等、作詞家としても活躍。

    ライブでは、曲の景色を彩るようなピアノの打鍵に、艶のある歌声が心地よく乗っていく。

    現在は福島県を中心に活動中。

  • 辻村結實子MUSICLIFE

    ライブレポート

    13:30

     

    北参道駅から徒歩3分。開場時間はお昼の13:00とあって、外はまだまだ日差しが眩しい。昼食後に立ち寄った人もいただろうか。大通りの喧騒から少し外れたところ、階段を降りると、ポップだけど落ち着いた雰囲気の小さなコンサート会場へと辿り着く。席はほぼ隙間なく埋まっている。

     

     

    波の音とともに場内が暗転する。辻村結實子コンサート「ミュージックライフ」スタート。
    白を基調にした春らしい衣装で現れた辻村さん。譜面をセットすると、訪れたちびっこ客に手を振ってからピアノへと向き直る。長く辻村さんの曲に親しんでいるお客様には、耳馴染みの、そして少し懐かしさを感じさせるピアノのリフレインが奏でられる。
    「このまちにうまれて」
    出身地である藤沢や近隣の茅ヶ崎での活動が多かった時期にセットリストの柱だったこの曲。故郷を歌うミディアムスローにお客様も“おかえりなさい”という気持ちになる。それに呼応するかのように続けて「I'm HOME」が演奏される。会場は北参道ストロボカフェ。現在福島県を拠点に活動する辻村さんにとって東京のお客様の前でのライブも郡山同様“ただいま”なのだろう。

     

    2曲続けた後に挨拶をしてステージ中央へ。ここからは郡山市を紹介するトークコーナー。名物のクリームボックスをテーマに、辻村さんが市内を案内するかのように、公園やラジオ曲を訪ね歩く写真が投影されてゆく。
    写真など素材集めに運営も郡山へと赴きました。新幹線を使えば新宿から箱根へ遊びに行くくらいの感覚で着いてしまう。都心に比べるとゆったりと時間は流れ、遠くに見える山並の壮大さが安心感を与えてくれる。
    さて、辻村さんは運営の予想通りノープランでトークに突入したようで、驚くほどの早急さをもって写真が次へ次へと送られていった。予定の半分の時間で終えてしまうところで、次の曲についての話が長い。歌うのかと思いBGMを止めてからが長かった。そう、次の曲は歌うのが久しぶりすぎて緊張があったのかもしれない。トークコーナーのエンディングに用意したデビュー曲「あと5分でいいから」。お客様の中には発売当時から応援してくださる方も多かったのではないでしょうか。そんなファンの皆様へのプレゼントとして選曲されました。せっかくの良いアレンジなのでオリジナルのままにお届けです。

     

    ステージに織川ヒロタカさんが呼ばれ、ここからはギターとコーラスで華を添えてくれる。

    「Rain Girl」
    織川さんのハスキー且つ芯の通ったコーラスが、曲に力を与えてくれるように感じました。この曲では写真撮影オッケーにしていたので、皆様良い表情おさえられたでしょうか。Rhodesによる演奏もレアでしたね。

    そして新曲の「月の窓辺」と「キミはたからもの」。織川さんのアコースティックギターに辻村さんの語りかける歌声が、リビングルームにいるような安心感を与える。既に数作品の制作を共にした二人のリラックスした雰囲気も感じてもらえたかと思います。
    二人での演奏のラストは「シリウス」。元々ドラマチックなこの楽曲に、織川さんが遊び心を交えてボイスサンプルを駆使したリズムを用意してくれました。辻村さんも歌いやすかったようで、この曲は今回のライブで一番音や歌声に厚みがあったように感じます。こうして前半は終了。

  • 14:35

    10分間の休憩を挟んで後半です。和やかな前半の雰囲気とは変わって落ち着いた、いや、静まった薄暗がりの中で、一人辻村さんが弾き歌い出しました。
    「瞳の中の君に届くうた」
    グランドピアノと歌声だけが会場を包みます。お客様を引き込む力強さを感じました。
    続けて「青い鳥」。この曲に親しみのあるファンの方も多いのではないでしょうか。初期のライブでは定番曲でした。近年では歌うことも少なくなっていたようですが、歌いながら辻村さんも当時の感覚を掴んでいくようで、曲が進むに従って目覚めるような感覚がありました。
    「おうちにかえろう」
    東京のファンの方はライブではじめて耳にするのかもしれません。シンプルで優しいメロディーに声が乗っていきます。すぐに覚えられるキャッチーな“おうちにかえろう”のリフレイン。内心まだ帰らないでください…。と思いながらも口ずさみたくなります。この曲を物販で購入された方も多かったようです。
    3曲続けた後にMCでは次の「おくりもの」について。この曲は辻村さんが歌いたかった曲のひとつです。楽曲を作った池間史規さんも会場にいらっしゃったようです。ご本人を前に歌うのはなかなか…とステージで辻村さんも緊張の様子。様々な出会いをもたらしてくれたというこの曲、大切に歌っているようでした。
    MCを挟んで、とうとう最後の曲です。作詞作曲辻村結實子で「僕らのTODAY」。10年以上も活動していると、様々な人たちとの交流があります。誰であろうと常に一緒にいられるようなことはありません。そんな中、あの日やあの時、それぞれの今日を生きていることを思い廻らせながら、お互いに勇気を与え合っているのかもしれません。音数の少ないピアノの旋律に、辻村さんの深い歌声が響きました。

     

    エンドロール内の演奏は、前日のリハーサル時に収録したものです。そしてその音声が聞こえないくらいのアンコールの手拍子をいただいたのは運営の想像を超えていました。ありがとうございます。
    最後、ステージで挨拶する辻村さんの「みなさんのことが大好きです」という言葉に、来場した皆様が一緒に作り上げてくれたコンサートであることが現れていたように思います。ありがとうございました。